クリエイティブと日課 ”動詞”で生きたくなる本!

日々の暮らしに張りを感じたい人へ

毎日を漠然として過ごしている不安があると思います。

会社や学校と家の往復生活に飽きていませんか。

私はそう感じていて何か新しいことをやってみようと思いこのブログを始めました。

その力を与えてくれた1冊がこのオースティン・クレオン著「クリエイティブと日課」。

本の内容について私が感じたこと本文に沿ってピックアップしてお伝えします。

NYタイムズベストセラー『クリエイティブの授業』の著者が、
創造的な仕事をしつづけるための10のヒントを大公開!

調子のよい日も悪い日もある。
やる気にみなぎる日もあれば、橋から飛び降りたい気分の日もある(それから、その両方の日も)。
その点、日課は1日を乗り切り、最大限に活かすのに役立つ。(本文より)

最高の仕事をするために、まずは、1日の使い方を見直そう!

実務教育出版HPより

目次

  1. 毎日が新たな目覚め
  2. 名詞は忘れて、動詞で生きよう!
  3. 平凡+注目=非凡!
  4. 庭に花を植えよう

毎日が新たな目覚め

 この章では1日の考え方を伝えます。

1993年公開の映画「恋はデジャ・ブ」を例に挙げています。
 
主人公が無限ループの中に閉じ込められ、ループから脱出の為に色々な行動を試していきます。
その中で主人公が脱出することが出来ずに、同じ1日を繰り返す事に絶望します。
そんな中で出てくるセリフが「もし一つの場所に閉じ込められて、何をしても同じ毎日の繰り返しだったらどうする?」

 このセリフに対する回答こそがあなたのアートになっていきます。

今読んでいるあなたはその回答を持っていますか。
絵を描くこと、音楽を奏でる、ペットを愛でる、好きなことを学ぶ、横になって寝る。
答えは人それぞれ、自信の有無も違うでしょう。

 それでも多くに人にとって大事なことは何か。
それは「日課」です。

日課というのは自分自身で作り上げるものでもあるし、環境や育った団体の影響も免れません。

それでも「アート」の為に時間を作って取り組むことが不可欠です。
日課はあなたに自由と活力を与えてくれる。
日課という道しるべは時間の無駄遣いを防いでくれるし、無気力からの復帰を助けてくれる杖にもなる。

 日課を作るためにあなたの1日を観察してみよう。

都合のいい時間や気分がいい時間は人毎に違います。だからあなたに適した時間を見つけてアートの為に使いましょう。

 そうはいっても中々日課を続けることは難しいです。

急用や体調不良、色々な要因で完遂出来ないことは珍しくありません。
そんな日は出来たことを考えましょう。

大変な日は自分を労わって明日やることを考えて眠りに就こう。
あなたは偉い!なんたって今日を切り抜けたのだから!!!

名詞を忘れて、動詞で生きよう

 「クリエイター」は名詞じゃない。

 当たり前のことですが絵を書かずに画家にはなれないし、
スポーツをせずにスポーツ選手にはなれません。

ついその当たり前のことをすっ飛ばしてその肩書が欲しくなります。
日々の積み重ねを繰り返していくことは面倒くさいです。

野球選手のイチローさんは「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行く、
ただ一つの道」と言葉を残しています。

どんな分野でも始める事そして続けることでしかその肩書を持ち続けることはできません。

だからこそまずは動詞で生きて行きましょう。

何を動詞にするかはあなたの興味のある事やってみたいことで構いません。

そして結果が出るまでは結果を気にしない練習もしていきましょう。

期待するような反応が周囲から来ることは中々ありません。

それは成長途中としてごく普通の事です。

続けていくうちに行き詰まることもあると思います。

そんな時はわざと変なモノダメなモノを作ってみましょう。

最初からそういうものだと思っていれば結果が悪くても諦められますし、
普段しないことで何かのきっかけも生まれるかもしれませんよ。

 平凡+注目=非凡!

 あなたは自分が好きな事、注目していることを把握していますか。
日常の中にあなたが注目していることはたくさんあると思いますが、
日々の暮らしの中で流れてしまっていないでしょうか。

スポーツが好きな人、動植物が好きな人、自然が好きな人好みはそれぞれだと思います。

 著者のオースティンク氏の作品に新聞の一面を文章のつながりを無視して、
単語を残して黒く塗りつぶし誌として発表しています。
普段色々な文章を読んでいても繋がりのない単語と単語を合わせたら誌になるんじゃないかなんて思いつきもしません。
だからこそ、そこに注目し行動した彼はそれで賞を得ています。


 忙しく情報が溢れる現代で中々視界に入っても見ていない、観察しないことはよくあります。
したつもりになっていても短時間の動画やスワイプして流れていく写真やイラストではどうしても見つめることが出来ない部分があります。

 大事なのは自分が何に注目しているかということです。
世の中には自分の注目を奪ってしまうモノにあふれています。
それから自分の注意を取り戻すには記録を付けて自分の目が何を見ているか確認しなくてはいけません。
スポーツが好きな人ならスポーツの情報、動植物が好きなら動植物を探していると思います。

見ているモノがあなたを形作るのです。だからこそ何を注目するかは大切になります。

あなたが見ているモノを描きながら見てみると普段と違う見え方をするでしょう。

そういった見方からアートも作られていきます。

庭に花を植えよう


 続けていくという中で日々の世界の変化というのは大事な目安になります。
同じように見えていても日の入りや日の出の時間の動き、木が葉を付けて、枯れて裸になりまた新しい芽が出ます。
自然の動きは直線ではありません。ちょっとした上がり下がりやクルクル回るように同じような動きを繰り返します。
日課やアートの上達も似たようなモノです。真っすぐに右上がりなんてことはなくてちょっとした変化を続けて気が付いたら実を付けているかもしれません。
しかしそうした結果も新しい種を残して枯れてしまいます。

次の実を育てようではありませんか。

あなたの人生が続く限りアートは続きますし、続けていいんです。

そのためには焦ってはいけません。

作りつづけよう。遊びつづけよう。描きつづけよう。見つづけよう。聴きつづけよう。考えつづけよう。夢見つづけよう。歌いつづけよう。踊りつづけよう。塗りつづけよう。彫りつづけよう。デザインしつづけよう。作曲しつづけよう。行動しつづけよう。料理しつづけよう。探しつづけよう。歩きつづけよう。探検しつづけよう。与えつづけよう。生きつづけよう。注目しつづけよう。

本文より引用

あなたも日々を動詞にしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました